どうなる近鉄小倉駅周辺地区 任天堂資料館を起爆剤にした周辺開発の案が出される。

PixabayAlexas_Fotosによる画像

近鉄小倉駅前については以前から話し合いが続いています。

前回の記事はこちら

進展がありました。

 

令和4年1月29日の洛タイ新報より(斜め字は洛タイ新報からの抜粋)

 

近鉄小倉駅周辺地区まちづくり検討委員会(委員長=青山公三・府立大学名誉教授)の第7回会合が28日、宇治市役所で開かれ、近鉄京都線による地域分断の改善手法として絞り込んだ「跨線自由通路」(駅東西の連絡橋)「橋上駅舎」(駅の高架化+東西自由通路)の2案を基本構想に併記することを決めた。

 

まずまだ決定ではないが、橋上駅舎の案が消えなかったことに安堵する。一番現実的ではないが、小倉駅前の現在の様子を見ると何か起爆剤が欲しい。そう願っている人達にとっては朗報だろう。

 

青山委員長は「基本構想ができて10年、20年ほったらかしではない。(2023年度のオープンを目指す)任天堂資料館(仮称)とスケジュールに合わせて、早急に整備する問題。

 

任天堂資料館についてはこちら

当然任天堂の新施設と歩調を合わせる必要があるでしょう。どのぐらいの規模になるかはわからないが、コロナが収まればインバウンドも期待できる、ゲーム大国日本の施設になるのは間違いないと思う。

 

閉店したレインボー小倉の土地・建物所有者が破産手続きを勧めており、市は「所有者が決まり次第、基本構想の内容を伝え、まちづくりの方向性に基づいた土地利用への協力要請を含めた協議を進めたい」とのスタンス。市で買収を求める声に、市は全て買うのは難しい。税金を使う以上、適正な規模を把握した上で、取得に向けて検討を進めることが順番になる」と一部買収に含みをも持たせた。

 

建物が完全に残っていて廃墟になっている、レインボー小倉についても市は考えているようです。全部を市の負担でというのはさすがに無理な話です。公的なものではなく、民間のアイデアで何とか活性化して欲しい。

駅前の一等地なので商業施設を誘致したり、任天堂にも何らかの形で手伝ってもらうというのが妥当ではないでしょうか。

 

すぐには進まない議論ですが、ちょうどこの日は朝から小倉駅の近くの踏切で原付バイクと京都行きの近鉄車両が事故をおこし、ダイヤが大幅に乱れて遅延。更に付近の踏切も全部閉まったままになってしまう事件がありました。

 

さらに後日、踏切内に立ち入ったバイクに乗った女性が特急電車に轢かれる事故もありました。

小倉駅が高架になれば危険で開かずの踏切も減り、歩行者にとってもメリットは大きいでしょう。ただし工事が完了するには何年もかかってしまい莫大なお金もかかります。10年後、20年後の小倉がどうなっているか、費用対効果をリアルに想像しないといけない。

少子高齢化で乗客が減ってきている上、コロナで経営に大打撃を受けている近鉄に、これ以上負担をかけることもできません。市が主導権を握って議論を行い、40年後に良かったと思える構想案を練り上げて欲しいと思います。

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